自己破産する時に貯金は取り上げられる?残せる現金はいくらまで?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
自由財産の現金と預金

自己破産を選ぶと、借金の返済から解放されることとなりますが、そのかわり価値のある財産を持っている場合はそれを手放さなくてはいけません

手続前にはどれぐらいの財産が手元に残せるのかをよく調べておきましょう。

自己破産して貯金や現金はいくらまで残せるのか

気になるのは預貯金、現金はいくらまで持てるのかということですが、まず自己破産しても99万円までの財産は持つことができます。

現金の場合は99万円までと、結構大きなお金を持つことができますが、預貯金となると20万円を超えてしまったら、超えた部分は取り上げられる対象となってしまいます。

このように、自己破産をする人も持っていて良い財産を自由財産と言います。

自由財産は他にもいろいろとありますが、ここでは主に現金預金(貯金)に関して解説します。

自己破産で残せる現金・預貯金の限度額

  •  現金・・・99万円まで
  •  預貯金・・・20万円まで

自己破産における現金・預金(貯金)の定義

  •  現金の定義・・・手持ちのお金のこと
  •  預金・貯金の定義・・・銀行などに預けたお金のこと

よく誤解されがちなのが「預貯金」の定義です。貯金と言ってもタンス貯金なんかは現金のうちに入ります。

そして、注意すべきは銀行などに入れている預貯金について。

預貯金は引き出せばすぐに現金化できるものですが、実際には銀行などに預けているお金です。あなたにはその預けたお金の請求権があると言えますが、現金を持っているのとは明確な違いがあります。

通帳(口座)に入っているお金だから自分のものである事にかわりありませんが、あなたがATMや銀行窓口で現金として手にするまでは、「預貯金」としての扱いになります。

どうしても現金として持っていた方が、多くの財産を残せる事から、自己破産の前に預貯金を現金化したいと考える人も居ると思いますが、自己破産手続の直前であると現金化を認められない場合もありますので、手続は慎重に進めていきましょう。
※どんな場合が認められ無いのかケースバイケースで一概にこうだ、とは言えません。すぐに知りたいという方は弁護士の無料相談サービスの利用をおすすめします。

自己破産するとき現金99万円・預貯金20万円を超えたらどうなるか

自由財産である「現金99万円」「預貯金20万円」を超えた金額はどなるのか・・・

超えてしまったら、超えた部分の財産が債権者(借入先)へ分配(配当)されます。

そのため、財産を処分する手続きが含まれた「管財事件」として処理される事になります。

自己破産は財産の有無で「管財事件」と「同時廃止」に分かれる

自己破産には大きく分けて「管財事件」と「同時廃止」の2通りあります。

管財事件

自由財産を超えた「処分して配当するべき価値のある財産、」を所有していたら、「管財事件」として自己破産をしなければなりません。

管財事件で注意したい点が、自己破産手続きに必要な予納金として20万〜50万円必要になる点です。

更に「財産を分配する」という手続きも必須ですから、自己破産手続きの期間もそれなりに要する事になります。

※大方6ヶ月〜1年半の期間が目安です。

同時廃止

ここまで「管財事件」についてかんたんに説明してきましたが、ここからは同時廃止について説明します。

「自由財産の範囲内の財産しか持っていない!」

という場合、自己破産の「同時廃止」という手続きになります。

同時廃止の場合は予納金が1〜2万円で済みますし、手続き期間も短くなる傾向があります。
※同時廃止の手続き期間は大方3ヶ月〜10ヶ月程が目安です。


 自己破産の同時廃止と管財事件についてもっと詳しく見る


自己破産するとき財産の所有名義が家族のものだったら

配当される財産の対象となるのは、本人名義の財産ですので、家族が所有する財産については対象外となっています。

ですので、家族名義の貯金が20万を超えていても没収される心配はありません。

車や住宅についても同じく、自己破産する本人ではなく、家族の名義になっていれば没収される事はありません。

自己破産して残せるのは生活に必要な最低限のもの

その他にも、自己破産をする場合でも処分しなくて良いものがあります。

持ち家やマイカーがある場合はそれを手放すこととなりますが、生活に必要な家具などは差し押さえの対象外となっており、そのまま持ち続けることができます。

「持ち家や車も生活必需品だ!」

という意見もありますが、法的にはこういったものが無くても生活していけるという見解なんでしょうかね。

同じ様に、現金や預貯金に関しても最低限これだけあれば生活出来るよね、という見解から金額が線引きされている様です。

自己破産で残せる現金と預貯金 まとめ

ここまで、「自己破産をするときに預貯金や現金はいくら残せるのか?」解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

現金は99万円預貯金は20万円までは自己破産する場合でも没収されずに、手元に残しておけます。

管理人が自己破産をしようと思った時には、手持ちのお金2万、預貯金300円程度だったので、

逆に現金も預貯金もそんなにあるのに返済不能になるなんて!どんだけ借金背負ってる人なんだろう・・・と疑問に思ったものです。

でも、私の様に「財産なんて無い!失うものなんて何もないんだぜ!」と思っていたら、思わぬところに落とし穴があったりするので、

自分の周りの財産や、今後の生活を考えた上で、見落としがないように十分注意しましょう。

安心して手続を進めていくためには自己破産についてしっかり理解しておくことが大切です。

裁判所での手続などもあり、知識がないと痛い目を見る可能性も少なくありません。

出来るだけ自力で調べて自分でなんとかしたい、という気持ちも分かりますが、弁護士など専門家のサポートを利用すればより安心して手続を進めていくことができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*